Think About AATT

And Also The Treesを聴くようになったきっかけは、Fool's MateのDisc Review
で彼らの音楽を絶賛していたのを見て、「そんなにええんか?」と思い、じゃ
、買ってみるか、と思って、1stAlbumを買ったのが最初。確かにThe Cureっぽ
い音だけど、The Cureよりもストイックな印象を受けたのを覚えている。とても
好きではあるのだけれど、周りが盛り上がっていると逆に冷める性格なもん
で、(早い話があまのじゃく)一歩引いた目で見ていた。
でも、Fool's MateのReviewは同感しようと努力したが、駄目だった。どう頑張
ってもフォートナム&メイソンの紅茶を飲みながら、なんて発想にはならなか
った。まあ、でもイギリスの片田舎へと心は飛んでいくってのは当たらずとも
遠からずという感じだった。

一歩引きつつも、見守っていると'A Retrospective 1983-1986'がリリースされる
。まだ、2ndまでしか出てないはずなのに、そのタイトルからしてギクッとさせ
られるネーミングである
然し、翌年になって'A Millpond Years', 'et aussi les
arbres', 'The Critical Distance', 'Shaletown'などのリリースが相次ぎ、ちょっとば
かり安心する。
然し、この頃は正直言って私の中のBestはEyeless In Gazaで
、AATTいいよね〜、でもちょっと重いんだよね〜とか思いつつ、折に触れて
聴いていた。
それから'The House of the Heart', 'Misfortune', 'Farewell To The Shade'がリリ
ースされ
この頃のFool's MateのReviewも絶賛しまくりであった。何か、けな
してはいけないんじゃないか、という雰囲気すらあった。

それから'Green Is The Sea'がリリースされた頃には私も音楽雑誌をほとんど
読まなくなった為、
実のところ、'Green Is The Sea'はオンタイムで買っていな
い。この頃はまだInternetも普及していなかった為、情報源はそういう雑誌か
ら得るしかなかったにも関わらず、AATTの情報はあまり得られなかった。
それに確かこの頃は正直言って、音楽に対する興味のボルテージが結構
低かったので、あんまり積極的に情報を集めることをしなかったというのもあ
る。

'Klaxon', 'Angelfish'がリリースされた頃、ようやくWindows 98も普及しはじめ
て、ようやっとAATTが'Angelfish'までリリースされていることを知る。超あせ
りまくり。日本のメディアはどいつもこいつも売れ線ばっか取り上げやがって、
XX野郎!!(Web上にはのせられません)と思いつつ、必死こいて集める。

はっきり言って'From Horizon To Horizon'はすぐには見つからず、苦労した。
Best盤の中では一番の傑作であるにも関わらず、何でこれは限定リリースな
んだろうか。彼らがプロモーション下手だという話は聞いていたので、自分達
のやりたい事が思うようにはできない事情が多々あるんだろうとは思うが。

とは言え、'Klaxon'より、'Angelfish'リリースまで5年のブランクがある。(実のと
ころ、'Angelfish'はMezentianより当初リリースされる予定だったが、プロモー
ション関連の問題で結局self-releaseとなった。→distributorはEFA。)リスナ
ーがだれる危険性は大いにある。よっぽど好きなファンは首を長くしてでも待
つだろうが、それほどの思い込みがない人達にとっては記憶から忘れられる
期間に値するかも知れない。またこの'Angelfish'から彼らの音楽性が著しく
変化を見せたことも、ある意味マイナス材料として作用した可能性もある。
それから同年、'Silver Soul'リリース。残念なことにこのAlbumの評判は
芳しくない。確かに出来は今一つな感がある。
勿論、いい曲も中にはあるのだが、例えば、'Blue Runner'に関しては、非常
に中途半端な印象を受ける曲である。この曲は入れるべきではなかった。
他の曲の出来具合はなかなかなのに、2番目に収録されたこの曲で悪いイ
メージを聴く者に与える結果となった。
彼らの為にもあえて苦言を呈す。'Silver Soul'の評判が良くないのは、'Blue
Runner'が原因だと。(どうせ日本語で書いてあるから、伝わらないだろうけど
ね)

そして、少なくとも国内では殆どメディアで取り上げられなくなった現在、あま
のじゃくな性格の私としては非常にAATTで盛り上がっている。


それから、何故このSiteを作ったか? 以前、'Something About Me'に一旦書い
て消してしまったので、再び書きます。当初はEyeless In GazaのSiteだけ作る
つもりでしたが、And Also The TreesのOfficial Site, fan siteなどを検索してい
るうちに、国内でのSiteがないことに気づき、またDiscographyももっとわかり
やすく充実したものができるんじゃないか、と思い、このSiteを作りました。
Discographyについては、Database的に使ってもらえれば幸いです。


それでは何で今まで作らなかったか? HPを作るのが、面倒くさかったからに
決まってる。HPなんて作るより見るだけの方が楽でいいし。それにHPは誰
かが作るだろうと思っていた。実際作り始めると、いやー大変である。何がっ
Itemと情報の収集が、である。特にCompilation。いまだ、入手できてない
ものがあるという状態である。
そう、それから書き忘れていたが、実はこのHPを作るまではHPの作り方な
んて知らなかった。だからHPを作ること自体思いもよらなかった。人生、どう
転ぶかわからないものである。




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